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2023年度 岩登り合宿(三つ峠)

期 間:2023年5月27日~5月28日

場 所:御坂 三つ峠

 

行程:5月27日(土) 入山 達磨石下部の駐車場(BC)~屏風岩登攀~BC

   5月28日(日) BC~屛風岩登攀~BC~三ツ峠グリーンセンター 下山

 

5月27日 晴れ

BC(6:00)~馬返し(6:50)~屏風岩(7:45)~登攀終了(14:45)~BC(16:00)

 前日の夜に離京し、三つ峠駅からBCへ向かって歩いていく。舗装路をしばらく歩き、達磨石下部付近の駐車場でテントを張って前泊した。翌朝朝食を取り、テント等幕営具を撤収してBCにデポし、屏風岩へ向けて出発した。舗装路を5分ほど進むと登山道に入る。大曲りまで順調に足を進めるが、ここから1年が遅れ始める。かなりの急登が馬返しまで続くが、天気は快晴に近く地面も荒れておらず歩きやすい。所々で富士山が非常にきれいに見えたためか、馬返しからは足取り軽く進むことができた。ツツジの花と新緑が日光に照らされて疲れが吹き飛ぶようだ。馬返しからは大岩のある道となり、八十八大師というお地蔵さんのいる場所を通過する。ここからは緩やかなアップダウンを繰り返しながらトラバースして屏風岩まで進む。屏風岩にはすでに1パーティがいたが、それほど混んではいなかった。到着後すぐにヘルメットとハーネスを着け、登攀具等を出して一般ルートの登攀を始めようとしたところで、齊藤OBが合流した。

 一般ルート右と左はすでにいたパーティが登攀中であったため、一般ルート中央を神山=大場=酒井パーティで登攀を行った。その後福島が一般ルート左、鈴木が一般ルート右にトップロープを張った。1年はトップロープを使用して1、2回登り、ビレイや懸垂下降を含めセカンドクライマーとしての登攀の流れもそれぞれ合計5回ほど練習した。1年生の大場、山下は一般ルートだけでなく、リーダーピッチも登ることができた。齊藤OBからザイルの扱いやセルフビレイの素早さ、エイトノットの綺麗さなどについてアドバイスをいただきながら練習を重ねる。登攀中は日が照り、先ほどの寒さが感じられないくらい暑くなってきて、気持ちも燃える。晴れていたためか登山客はたくさんいたが、登攀は間隔をあけることなく登ることができた。全体的に、一般ルート左と中央で皆苦戦していた様子であった。神山=山下パーティがまだ登攀中だったが、食当の時間を考慮しその他の学生でひと足先にBCへ向けて出発した。酒井は足首に違和感があったため鈴木と歩いて下り、大場と福島は八十八大師から駆け下った。BCでテントを張り、お茶の準備をしようとしたところで、齊藤OB、神山、山下と合流した。合流後まもなくして齊藤OBは下山された。ここで1日目の行動を終了した。

 

5月28日 晴れ 12℃

BC(6:15)~馬返し(6:55)~屏風岩(7:50)~マルチピッチ開始(10:30)~天狗の踊り場(13:00)

~三つ峠山頂(13:15)~天狗の踊り場(13:30)~屛風岩(14:30)~登攀終了(16:10)~BC(17:00)

~三つ峠グリーンセンター(17:45)

 

半袖で十分な心地良い気温で、虫も盛んに出てきていた。朝食を済ませテントを撤収した後、近くの木影にデポした。出発準備中に井上監督、岩附OBと合流した。体操を行い、BCを出発し、昨日と同様の道を行く。快調に登り、馬返し地点で休憩をとった。休憩の後、また急登を登っていく。しばらく登りが続き八十八大師を過ぎる。ここから傾斜があまりないなだらかな道をトラバースして行き屏風岩に到着した。すでにいくつかのパーティが屏風岩で登攀を行っていた。前日に続き虫が多かったため虫よけをし、一般ルートを登る。上級生がリード、下級生がフォローで2本ほど登った。その後それぞれが少し休憩を取った後マルチピッチを開始した。鈴木=酒井=岩附OBパーティは一般ルート左、福島=山下パーティは一般ルート右、神山=大場=井上監督パーティは一般ルート中央からそれぞれ登り始めた。2ピッチ目は第一バンドを右へトラバースした。3ピッチ目は福島パーティと鈴木パーティがNo.10.5クラックを通過。神山パーティがオープンサンドを通過した。4ピッチ目でNo.16クラックを登り、5ピッチ目でNo.18クラックを登り天狗の踊り場に着く。天狗の踊り場でロープを外し、少し休憩を取った後山頂目指して登る。山頂に着くと澄んだ空気に最高の富士山が待っていた。何枚か写真を撮った後、天狗の踊り場に降り休憩を取った。その際、岩附OBからリンゴジュース、三ツ矢サイダー、井上監督からグミの差し入れを頂いた。休憩が終わると、上級生から順番に第3バンドへ50mの懸垂下降を行った。次に第2バンドへ25mの懸垂下降を行おうとしたが長さが足りず、ロープの延長を行い第一バンドまで下降した。ロープの延長に時間がかかったため第三バンドで二手に分かれて30mの懸垂をした。その後15mの懸垂を行い懸垂下降を終了した。ここで、足の不調を訴える1年1人と岩附OBが先に下山した。残った隊員は井上監督に地蔵ルート左と草溝ルートにトップロープを張っていただき、それぞれのルートを登り登攀を終了した。その後、八十八大師まで下り、そこからBCまで駆け下った。急いでデポを回収し、グリーンセンターまで駆け下った。全員で集合し、体操を終え合宿を終了した。


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