· 

2023年度 奥秩父主脈

期 間:2023年7月24日~7月28日

場 所:奥秩父主脈

 

 程:7月24日 入山 韮崎駅(路線バス)~瑞牆山荘~金峰山~大弛小屋

     25日 大弛小屋~国師岳~甲武信ヶ岳~甲武信小屋

      26日 甲武信小屋~雁坂峠~笠取小屋

      27日 笠取小屋~笠取山~雲取小屋

      28日 雲取小屋~奥多摩駅 下山

 

7月24日 晴後曇

瑞牆山荘(10:30)~富士見平小屋(11:00)~2030m(11:45)~大日岩(12:30)~2300m(13:00)

~2400m(14:05)~金峰山(15:20)~朝日岳(16;30)~大弛小屋(17:30)

韮崎駅からバスで瑞牆山荘に向かう。周りには数人の登山客がおり、天気は晴々としていて気持ちが良かった。速やかに体操を済ませ出発する。少しバス酔いが残るものもいる中、平坦な道を歩き始める。少し行くと急登となり、1時間ほど歩くと富士見平小屋付近の水場がある。そこでペットボトルと水ポリに水を入れ、重荷にした。気温が高かったため熱中症を危惧し、できるだけの水分補給を行った。水分補給後すぐに出発し富士見平小屋を通り過ぎ、鬱蒼とした坂道を進んで行く。飯森山の下部の2030m付近で休憩を入れた。休憩後、飯森山を左手に見ながらトラバースしていき平坦な道を進む。大日岩直下は鎖場もあったが、さほど危険でもなくガンガン進んで行く。登山道に沿って大日岩を巻き、2300m付近で休憩を入れた。しばらく歩いていると岩が多くなり砂払ノ頭からは稜上に出る。背の高い木がなく、遠くまで一直線に見渡せる気持ちのいい道を進んで行く。しばらく岩が多い道が続き、最後に急登を登ると金峰山にたどり着いた。山頂は雲が多くあまり晴れてはいなかった。速やかに写真撮影し、下り始めて小さなアップダウンをして鉄山を通り過ぎる。ここから再び樹林帯へと入っていく。まただらだらと続くアップダウンを繰り返していくと朝日岳に到着する。疎林帯を抜けまた、鬱蒼とした森林に入っていく。道が平坦になってくると大弛小屋が見えた。日が落ち始めそうになってきたので速やかにテントを張り行動を終了した。

 

7月25日 晴 16℃

大弛小屋(6:30)~国師ヶ岳(7:30)~2200m(10:00)~東梓(11:30)

~2340m(12:40)~富士見(13:30)~甲武信小屋(15:20)

大弛小屋を過ぎ急登を登る。途中から木の階段を登っていく。道が開けてくると国師ヶ岳に着いた。国師ヶ岳から疎林帯を進みすぐに木が鬱蒼と生えた道になる。樹林帯をアップダウンを繰り返しながら進んで行く。木漏れ日の中休憩を入れ、また進んで行く。前日が長時間行動であったためか、思うように足は進まない。東梓と書かれた小さな看板を横目に足を進める。景色の変わらない尾根上をひたすらに進む。富士見手前には富士山の見えるポイントがあったが、富士見は鬱蒼とした森の中にひっそりとした看板が立つのみであった。富士見を通り過ぎラストスパートをかける。水師を超え甲武信ヶ岳直下のコルに着く。甲武信ヶ岳へは少し急なガレ場が続いた。甲武信ヶ岳で水を飲み干し最後の下りに移った。予想より早く左手に小屋が見え始め速やかにテントを建てこの日の行動を終了した。

 

7月26日 晴 11

甲武信小屋(6:25)~破風山避難小屋(7:35)~破風山(9:00)~2200m(10:20)~雁坂峠(11:20)~水晶山(12:10)

~古礼山(13:00)~1950m(14:10)~笠取小屋(15:30)

 甲武信小屋から木賊山まで尾根上を登っていく。砂道の後、森の中に入りすぐに山頂に着く。表札を超え鬱蒼とした登山道を進む。途中ガレているところもあり、転ばないように気をつけながら進んだ。避難小屋から破風山へは開けた道が続く。日差しが強く熱い上に倒木も多くあったため歩きにくく疲労がたまった。破風山までは急な登りが続いた。破風山、東破風山を超えアップダウンをしていくと森の中に雁坂嶺の看板が見えた。雁坂嶺から疎林帯を進んで行き雁坂峠に着いた。天候は曇り気味であったが見晴らしが良く気持ちの良い場所であった。疎林帯をまた進んで行き緩やかな坂を登り終えると水晶山に着く。水晶山から下り、古礼山まで登り返す。50分ほどで古礼山着いた。古礼山で福島からスイカの差し入れがあり渇ききった喉にスイカの水分が染み渡る。古礼山から尾根上をアップダウンを繰り返し進む。つづら折りが始まると雁峠が見えてくる。雁峠を超えて少しすると舗装された道が出て、その道を5分ほど辿ると笠取小屋に到着する。幕営地には石がなかったためペグを使用してテントを設営した。

 

7月27日 晴 15℃

笠取小屋(4:50)~笠取山(5:35)~2024mのコル(6:50)~2030m(8:20)~将監峠(10:40)

~1850m(11:40)~1830m(12:50)~1900m(14:00)~三ツ山(15:50)~三条ダルミ(17:45)

~雲取山(18:45)~雲取山荘(19:30)

 長時間行動になるため早めに出発する。笠取小屋を出て木道を進み笠取山の方向へと向かっていく。笠取山への急登を登りきったところで靴擦れを訴える者がいたためテーピングを巻く。笠取山を過ぎた直後に岩を乗越す所があり慎重に進む。その後は笹の生えた比較的平坦な道を進んで行く。緩い坂を登った2024mのピークで休憩を取った後、唐松尾山へと歩を進めていく。唐松尾山から将監峠へ向けて進んで行くところを誤って尾根を直進してしまい、北に伸びる尾根を行ってしまった。一般道ではないことに気づき、一度来た道を戻り唐松尾山で地図を確認する。唐松尾山から東方向に伸びる将監峠への看板を見落としており1時間ほどタイムロスをした。後の行動時間を考え水を2L抜く。休憩を入れたのち将監峠へ向けて下っていく。将監峠付近は広く平らで気持ちが良い。将監峠からはトラバース道が続く。平坦な道をずっと歩いていく途中、沢に橋が架かっている箇所があった。高さがあり滑落しないよう気を付ける。やがて禿岩への上りとなる。そこまでの急登ではないが長時間行動の疲労からかペースがなかなか上がらない。禿岩を過ぎたところで雲取山方向へ行くところを誤って前飛竜の方向へ歩いてしまった。前飛竜手前のコルで間違いに気づき、今後の行動時間を考え重荷の水を全て抜いたうえで再び禿岩方向へと上り返す。前飛龍分岐へ戻りしばらく平坦な道となる。連日の疲労や飛び交うコバエに苛立ちを感じながら歩を進める。三ツ山、狼平を過ぎ三条ダルミに着いた。狼平はテントが張れそうなほど広々としていた。雲取山を巻いてトラバース道から雲取山荘を目指そうとしたがその道は迷いやすいため通行止めとなっておりメンタルが抉られる。気合で雲取山への急登を上がり山頂に着いた。夕日がきれいだった。記念写真を撮りすぐに雲取山荘に向けて出発した。雲取山荘へは下るだけなのだがやたらと長く感じる。皆最後の力を振り絞って雲取山荘へと到着した。急いでテントを立て、お茶、夕飯にし、就寝した。怒涛の夏山強化山行も明日で最終日だ。

 

7月28日 晴 15℃

雲取山荘(7:00)~1800m(8:15)~七ツ石山(9:05)~1704m(9:35)~高丸山(10:25)~日蔭名栗山(10:55)

~鷹ノ巣山(12:00)~1400m(13:30)~1150m(14:45)~814m(15:45)~奥多摩駅(17:00)

 

前日が長時間行動であったため、6時に飯を食べ7時に出発した。雲取山荘を通り過ぎ樹林帯を登っていく。30分ほどで雲取山山頂に着き速やかに写真を撮ってまた進む。少し下って避難小屋を過ぎ分岐を石尾根縦走路の方へと進んでいく。砂道を少し下っていくと小雲取山に着き分岐をそのまま直進していく。なだらかな道を進み雲取山へリポートを右手に見ながらまた進んでいく。緩やかなアップダウンを繰り返し七ツ石山も勢いのまま通り過ぎる。しばらく平坦な道が続いた後トラバース道へと移動し1704m直下で休憩をとった。休憩後1704mまでの坂を登り稜線へと戻る。稜線からは日差しが強く木陰が恋しくなった。しばらく鬱蒼とした草道を進んでいき、高丸山への登りが始まる。さほど急ではないが日差しのためか思うように足は進まない。1704m直下から1時間ほどで高丸山山頂に着き木陰で休憩をとった。高丸山からの下りは少々崩れた砂道であった。下りを終えると緩やかな登りが始まり日蔭名栗山山頂に着く。また緩やかな下りを進んでいくとコルに鷹ノ巣山避難小屋がある。水場との分岐を直進していき鷹ノ巣山まで一気に登っていく。山頂に着き大休憩をとった。暑かったこともあり水の消費が激しかったため、重荷の水を水ポリに移した。山頂では通りがかりのお爺さんに写真を撮ってもらった上、チョコレートをもらい全員の士気が上がった。鷹ノ巣山から下っていき緩やかになっていく道を快調に進んでいく。ここからは下りが多く登りがあまりないため進みが速かった。水根山、城山を越えまた下っていく。将門馬場の脇をトラバースしていき六ツ石山手前のコルで休憩をとった。下りが主体であったためかなりのハイペースで行動時間も普段より少し伸ばしての行動となった。六ツ石山を過ぎ緩やかな道を少しいくと尾根上に出て、30分ほど下った。コルに着き平坦な道を進み、三ノ木戸山を巻いてトラバース道で休憩をとった。休憩の後トラバース道を進むと下りに入る。しばらく下ると東京農業大学の演習林と書かれた張り紙などがあった。蜩の鳴き声が聞こえる中、樹林帯を下っていきしばらく行くと尾根上に出る。尾根上を無心で進んでいき814mの急カーブ手前で最後の休憩をとった。休憩後、皆で気合を入れ直し下っていく。タオルの落とし物やプラスチックの人工物などの下界の香りを感じながら進んでいく。登山道脇にある小さな神社を横目に見ながらまた進む。またしばらく下っていくと道の両脇がネットになり公道へと出て、道路をまた進んでいく。急カーブを超えると民家が見え始めまた登山道へと戻る。少し下っていくと神社が見え速やかに記念写真を撮った。石段を下り、また公道へとでる。しばらく道路を進むと街並みが見え始め奥多摩駅へと到着し合宿を終了した。


〒156-0054 東京都世田谷区桜丘1-1-1     

東京農業大学 常盤松会館本館3F 農友会山岳部