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〜RECORD 2019〜

耐寒合宿(富士山)

期間:令和元年11月22日〜24日

場 所:富士山 御殿場口

参加者:

L 3年 小菅悠人

    2年 鎌田諒 河野宝 齊藤孝太郎 鈴木真太朗 丸山瑞貴

    1年 石井壱征 小松大貴 橋本哲 

    OB 井上徳孝 岩附正樹 小島明


11月22日(金) 曇のち雨

 御殿場新五合目(6:30)〜旧二合八勺(7:30)〜四合(8:45)

〜七合目(BC)(11:45)

前日の夜に、経堂駅から御殿場駅に向かった。ゲートが開いていたためタクシーでバス停まで上がる。ここにテントを張り、22時に就寝する。夜は晴れていたが、次の日の朝は厚い雲がかかっている為、雨具を装着して出発する。出発して間もなく雨が降り始める。一時間ほどブルドーザー道を登り、旧二合八勺で休憩をとる。その後引き続きブルドーザー道を行く予定だったが、霧の中視界不良のため誤って大砂走りを登る。例年よりもはるかに雪が少なかった。四合で休憩をとった後2800m付近でようやく雪が現れ、ここでアイゼンを装着する。その後に七合目に到着し、日の出館近くにBCを設営した。

11月23日(土) 晴のち雨 0℃

 BC(7:10)〜大タルミ沢(8:10)〜雪上訓練開始(3550m付近)(9:05)

                  〜雪上訓練終了(12:45)〜BC(13:15)

昨日とは打って変わって青空が広がり山頂が見える。出発前に毛手袋と靴下を交換し、雨具上下を着た状態でスパッツとオーバー手袋を装着する。テントの外でアイゼンを着け、体操をした後BCを出発する。大タルミ沢へ向かう道は昨晩降った雪によって20cm、深いところでは30cm程積もっていた。わらじ館を少し過ぎたあたりから夏道を外れ3200m付近から大タルミ沢に合流する。例年よりも雪が柔らかくアイゼンが決まらないため、そこから雪上訓練の為の斜面を目指して3550m辺りまで大タルミ沢を詰めていった。やや傾斜のある斜面の手前で一度休憩を挟んでから雪上歩行訓練と滑落停止訓練を行なった。訓練中、次第に雲が上がり、雨が降り始めたが小雨だったので訓練を続行した。その後はスタカット、コンテニュアス、シッテングビレイ・コンテニュアンスの訓練に移る。アイゼンを装着した状態での歩き方や滑落者を止める練習など、ひとつひとつの場面で緊張感を持ち、一連の訓練を終えた。訓練後は山頂を目指す予定だったが、天候と部員の疲労を考慮し見送った。時間が余っていた為、最後に実際の事故現場を想定した雪崩時の捜索訓練を行った。捜索者である学生は雪上訓練場の斜面上部で背を向けて待機する。その間に井上OB と岩附OB、小菅の3名が雪崩発生現場を設定する。遭難点と消失点をそれぞれプローブで示し、デブリ末端は雪上用ザイルで設定されていた。遺留品としてヘルメットを置くことで現場の臨場感を出すなど趣向を凝らしたもので、捜索者役の学生は「15分間経過すると生存確率が急激に下がるとされている」ということを念頭に、役割分担や意思疎通を図りながら迅速かつ安全な救助を試みる。1回目は10分以上かかってしまったが、2回目は反省を活かして6分台後半で要救助者の発掘を行うことができた。実際の雪崩が起こった場合は今回設定された現場よりも大規模であり斜度も十分にあることが想定されるため、冷静な判断が必要になるということを実感した。雪崩時の捜索訓練終了後、雨脚はさらに強まり皆ずぶ濡れになっていたため、急いで帰幕した。テントではこの日入山された小島OBと齊藤が融雪をしながら待機していた。この日の夜にラジウスを1時間半程焚いて濡れた衣類の乾燥を試みたが、結局完全に乾かすことは叶わずに凍えるような寒さで夜を過ごした。

<齊藤、小島OB入山>

御殿場口新五合目(6:00)〜日の出館(11:00)

前日にパッキングを済ませ、御殿場駅に向かう。小島OBと駅で合流後、タクシーで御殿場口新五合目に行き、幕営した。荷物をデポした後、体操を済ませ、日の出館を目指して進んでいく。出発した時、雨はあまり降っていなかったが途中から本格的に降り始める。二合五勺辺りで雨具を着た。視界も悪い為、自分のいる位置が分かりにくい。気が付いたら下山道の大砂走を登っていた。二合八勺辺りで明治大学山岳部と出会う。その後もひたすら大砂走を登っていく。2750m辺りから雪が多くなり始めたのでアイゼンに履き替えた。そこから少し進むと日の出館が見え、一気に登っていく。日の出館にて本日の行動を終えた。

11月24日(日) 晴 5

BC(6:50)〜3550m(8:10)〜銀明水(8:50〜9:20)

 〜剣ヶ峰(9:45)〜御鉢巡り開始(10:10)〜銀明水(11:30)

  〜滑落停止訓練(3600m付近)(11:45〜12:15) 〜BC(13:40)

                   〜御殿場新五合目(14:40〜15:00)

未明まで雨が降っていたが、朝食後テントを出ると快晴だった為、頂上に向かうことにする。昨晩の雨で雪が溶けて朝、冷え込んでいたので道は滑りやすく歩きにくい。先頭を交代しながらひたすら九十九折の道を登っていく。3550メートル付近から競争して頂上を目指すがペースにばらつきが出た。全員の間に距離が開き始めたが無事に全員銀名水までたどり着くことが出来た。疲れている者は居たが皆元気だったので剣ヶ峰を目指す。剣ヶ峰で記念写真を取り岩附OBが下山された。残った井上監督と学生でお鉢めぐりを行った。途中膝くらいまで雪があるところもあったがほとんどは歩きやすいクラストした斜面であった。途中、風が強く何度か体勢を崩し、歩きずらい場面が多々あった。荒巻付近では風が強くクラストしていた為、40メートルFIXをはって通過した。1時間程で回り終えて、その後大タルミ沢上部で滑落停止訓練を行った。滑落停止訓練では前日より急斜面の場所で行ったので直ぐに止まることが難しかった。訓練終了後急いでBCに帰幕し、撤収して下山を開始する。大砂走分岐の手前でアイゼンなどの装備を外し軽装になり、一気に御殿場口新五合目まで駆け下った。最後に全員で整理体操を行い、耐寒合宿を終了した。




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