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~RECORD 2018~

春山合宿(爺ヶ岳東尾根~鹿島槍ヶ岳)

期間:2019年3月18日~3月21日
場 所:北アルプス 爺ヶ岳東尾根~鹿島槍ヶ岳

参加メンバー:CL 高野優(OB)
       2年 小菅悠人
       1年 河野宝 鎌田諒 才木一朗
           齊藤孝太郎 鈴木真太朗 丸山瑞貴
        OB 西出広平



3月18日 晴    
       
鹿島山荘(6:10)~1230m(7:10)
~1650m(9:10)~1770m(Ⅽ1)(10:50)
 前日バスで新宿駅を出発し、信濃大町駅付近でビバークする。冬山合宿同様、タクシー会社のご厚意で事務所の隣にある倉庫に泊まらせてもらい、次の日の午前5時にジャンボタクシーで鹿島山荘に向かう。鹿島山荘の駐車場に到着したが、鹿島山荘がどれかわからなかった。駐車場とバス停の間に存在する小道を進み鹿島山荘を確認してから、小道を進むと看板と石碑が現れ、石碑付近の大木の根元に着替えなどをデポし、爺ヶ岳東尾根の取り付きに向かう。前日の降雪によりうっすらと雪が積もっているが、踏むと地面が見える程である。道なりに進むと1331mのピークから降りてきたであろうトレースが現れるが、そこを右に曲がり、正しい取り付きに向かう。正しい取り付きから登り始めたものの、直後に正規のルートより東寄りの道に進んでしまう。その後、1230m付近で正しいルートに合流した。その後は緩やかな傾斜の樹林帯を登っていく。トレースがあり、順調に登って行く。樹林帯を抜けた1770m地点でテントを張り、ここをⅭ1とする。
3月19日 晴 -3℃
C1(5:50)~1978m(6:50)
~2198m(8:20) ~2450m(AC)(11:10)
C1を撤収し、尾根上を進んでいった。2198m付近で両側が切れ落ちた道になり、練習を兼ねて40mのFixを小菅のリードで1ピッチ張る。その後少し進むと、両側が切れ落ちている道を進まなければならない危険箇所があったため小菅のリードで40mのFixを1ピッチ張った。中間支点は木で一箇所とった。ACまではトレースがあり、2300m付近まではあまり雪に沈むこともなくサクサク進む者もいたが、体重やザックが重い者は雪に沈んだ。2300m付近の急登を登り、登り切ると白沢天狗尾根と合流して斜度が無い稜線上に出た。そこから爺ヶ岳側に少し進んだところにテントを建てた。設営後にブロックを切り出して、2時間ほどかけて風を防ぐように北側に雪壁を築いた。しかし翌日の朝になると風向きは真逆になっていた。壁建設中に高野OBが入山された。
3月20日 晴 -8℃ 
AC(5:20)~冷地山荘(7;20)~布引山(8:40)  ~鹿島槍ヶ岳南峰(9:40)~冷地山荘(11:20)
~AC(13:15)
 今日は朝から快晴でアイゼンを着けて行動を開始する。日の出始めた頃に出発となった。ACを出てからの急登を少し行くと爺ヶ岳に登頂する。雪は程よくクラストしており歩きやすい。爺ヶ岳では写真を撮らず、すぐに鹿島槍ヶ岳に向かった。爺ヶ岳からはクラストした夏道が出ており、鞍部にある冷地山荘まで見えた。主稜線の東側は雪庇が発達しておりあまりそちらに寄らないように注意しながら進む。赤岩尾根分岐からは樹林帯に入り、冷地山荘まで膝上程度の雪の中のラッセルを強いられた。冷地山荘で休憩をした後、布引山まで一気に登る。布引山直下から九十九折りの急登となりバテる者もいた。布引山で少し休憩し、鹿島槍ヶ岳南峰に向けて出発する。布引山からはしばらく傾斜の緩い道となり、鹿島槍ヶ岳南峰直下で再び急登となる。急登を登りきると鹿島槍ヶ岳南峰に到着する。今日は良く晴れており山頂からは北アルプス一帯が良く見渡せる大パノラマであった。集合写真を撮り下山する。昼前で気温が高くなってきたため布引山で雨具を脱いだ。冷地山荘で目出帽子とカッターシャツを脱いで最後の登りに備える。暑さと登りでなかなかペースが上がらなかったが、爺ヶ岳に到着する。写真を撮り頂上から見えるACまで一気に下った。
3月21日 雪 -6℃
2400m台地(6:10)~1750m(8:40)
~鹿島山荘(10:50)
 
  夜から風が強くなり、明け方にはあられが降り注ぐ。あられが外張りに跳ね返る音がテント内に響き、その音で目を覚ました者も少なくないだろう。朝食を食べ終える頃には既に5cmほど積もっていた。雨具上下、スパッツ、テムレス、ハーネス、ヘルメット、ラテルネを装着してテントを出る。テント撤収とパッキングを素早く済ませ、アイゼンを装着する。放射冷却で締まった雪の上に新雪が積もっているため、急斜面ではクライムダウン等で足元を確かめながら慎重に下る。ナイフリッジのFixは全員が通過後、小菅と丸山が回収した。この時丸山は低木で支点をとっていることを知らず、存在しない竹ペグを探していた。先行隊が後続してくる回収隊へ具体的、回収時の注意点を伝えることが必要である。その後にある急斜面のFixも小菅と丸山が回収した。その直後にはクラストした急斜面があったため、クライムダウンで慎重に下った。往路で付けられたトレースはほとんど埋もれてしまっていたが、注視すれば追える程度であった。C1を設営した1750m地点で一旦休憩を挟み、下山を続ける。ここまで下がると、雪はみぞれに変わっていた。樹林帯に入ってからはトレースがはっきりとし、雪も柔らかくなり始めていたため所々駆け下る者もいた。1250mから取り付きまでの急傾斜の下りでは、雪がほとんど残っておらず土と落ち葉がむき出しになっていたが、アイゼンが良く効いたためFixは不要と判断し慎重に下っていった。取り付きでデポの回収と整理体操を行い、春山合宿を終えた。





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